水. 6月 7th, 2023

双極性障害と診断されて、処方された薬の中に、副作用として食欲不振になる薬がありました。それを前提としてお話ししますが、もともと、僕は食事を摂る回数が少ない方でした。仕事をしている時は、基本的に朝食は食べません(豆乳だけ飲みます)。昼食も、あまりお腹が空いていない時は食べず、食べるとしてもサンドイッチやゼリー飲料のようなもので済ませていました。そのかわり、おやつの時間あたりに惣菜パンを食べたりしていました。

そして、仕事が終わったら、満腹になるまで夕食を食べまくっていました。コンビニ弁当を2つ食べたり、ラーメンを食べた後にコンビニのおにぎりをいくつか食べたり…という感じです。それだと、やっぱり太ります。双極性障害になってからの体重変動は、増えて、減って、増えて、さらに増えて…という感じです。

この「減って」の時期ですが、比較的調子のいい時期でした。なので、ダイエットをしていました。いま思えば長い軽躁状態の時だったんだと思います。この頃は、朝食と昼食を抜いていたのに加え、夕食を豆腐と納豆とサラダとキムチだけにしていました。半年で20kgほど体重が落ちましたが、軽躁状態が終わり、食事が元に戻ったらすぐに体重は元に戻りました。

今は、実家にいる時は朝食はしっかり食べていますが、昼食は抜いています。お腹も空かないし、無理に昼食を食べると太るだろうと思われるからです。また、夕食を早い時間に食べるので、夜中にお腹が空いて眠れなくなるのを避けるために菓子パンを1つ枕元に置きます。食べずに眠れればそれでいいし、空腹感が少し気になるようなら食べます。夜遅くに食べるのは体重のことを考えるとよくないかなとは思いますが、「ぐっすり眠る」というのを優先しています。

ときどき「うつは食事で治る」というような趣旨の本を見かけますが、僕は信じていません。

また、「好きなものを食べる」というのは実践したいところですが、「何を食べたいか」というのを考えるだけでも負担は大きく、「食べたいものがわからない」ということが多いです。そういう点では、実家で作ってもらって出てきたものを食べるというのは、非常に楽です。

自炊はほとんどしません。作ってもらえるというのもありますが、自分で作った料理が美味しく感じないのです。スーパーで食材を買い、何を作るか決め、調理をする、という過程は、家事の中でも頭を使うため、精神的な負担が大きいです。その上、「また美味しくないものを作ってしまった」というのは、自己肯定感の低下につながります。自炊ができない事をなるべく責めず、楽にそこそこ美味しいものを食べる方が、精神的にはいいと思っています。