双極性障害で、できなかった事、できなくなってしまった事です。
散歩
「散歩」は、うつや双極性障害と診断されている人なら、1度は医師から勧められると思います。実際、散歩で病気がよくなったという例もたくさん目にします。
ですが、僕は昔から散歩の習慣がありません。これは性格の問題で、旅行に行っても、街並みを見ながら散策…となると、「退屈だな…」と思ってしまいます。退屈だとネガティブなことしか考えません。
散歩をして「外の空気を吸うと気分がいいな」とか思う人ならいいのです。ですが、何度か散歩をしてみて、苦痛に感じるようなら、散歩はしなくていいと思います。
そのため、今は人から散歩を勧められても、やんわり断るようにしています。
旅行
コロナウィルスが流行り始めて、長い鬱期に入ってしまいました。そんな時に「Go To」なる政策があったおかげで、気分転換にもなるだろうと、何度か旅行に行きました。
旅行というのは、概ね時間の流れがゆっくりしています。そうすると、おのずと何か考える時間が生まれます。となると、やっぱりネガティブなことしか考えられなくなります。
まして、旅行となるとそれなりにお金をかけて行くものですから、「楽しまなくては」という意識も働きます。「気分転換に」と計画を立てて、「楽しまなくては」と考えながら、ネガティブな事を考えていると、そりゃもう楽しくないです。旅行は、綺麗な景色を見て「綺麗だ」と思える時に行かないといけません。「今は落ち込んでるけど、綺麗な景色を見たら上向くかもしれない」と思って旅に出ると、だいたい心が動かずに終わります。
環境を変える
僕の場合、東京での職場復帰が難しいと決まった時点で、「再就職は相当厳しいものになるだろう」と考えていたので、実家に帰ることを決断しました。
実際に、暮らしていた横浜を離れ、実家に帰ってみると、もう息苦しさしかありませんでした。横浜に戻りたいと塞ぎ込む日がずっと続きました。
できる事なら、生活環境をドラスティックに変えるのは避けた方が無難だと思います。躁転している時に決めても、恐らく準備段階で鬱転すると思います。